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2020年1月 9日 (木)

おいしいリンゴに必要な条件

リンゴ大学(青森のバーチャル大学)が「美味しいりんごに必要なのはこんな気候」という内容でいくつかの条件を挙げているので、政府統計の総合窓口「統計でみる都道府県のすがた2018 」のデータを基にグラフ化し検証してみた。

▼美味しいりんごに必要なのはこんな気候 ( http://www.ringodaigaku.com/blog/2016/03/2015-3.html )

(1)冷涼な地域
年間の平均気温が10℃前後の地域が適している。
りんごが色づくには、秋ぐち(9月下旬~10月上旬頃)の低温が必要。

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10℃前後は青森県を意識した気温で長野の13.1℃は許される範囲で、「りんごが紅色に色づくためには秋口からの低温が必要で、栽培には年間の平均気温が6~14度の冷涼な地域が適している」にした方がいいかな?。

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(2)年間降水量が少なめの地域
春と秋に雨が多いとさびやツル割れの発生が多くなる。
雨が多いと肥料の養分も流れてしまい、病害の発生が多くなる。

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長野県は最も降水量が少ないので余裕で条件クリア。一般的に中央高地(長野県・山梨県・山形盆地など)の気候は、夏は太平洋側で雨が降り、冬は日本海側で雪が降るため、一年を通して降水量は少ない。

(3)昼夜の寒暖差が大きい地域
昼夜の温度差があると、昼は成長し、夜は寒さから身を守るという過程を繰り返しながら成長する。すると、実の引き締まった、糖度の高いりんごができる。寒暖差によってりんごは赤くなる。

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中央高地は、海から離れているため水が少ない盆地(内陸部)では、昼夜や季節の温度差が大きくなる。グラフの数値はエッと思うが一日ずつの最高と最低を月当たりで平均したものだからこうなるんだろう。

(4)日照エネルギーが多い地域

日光を多く受けるほどりんごが甘くなる。

Photo_20200108134801

日照エネルギーとは日射量のことかな。日照時間と日射量は基本的に比例しているので年間日照時間が参考になる。また、降水量の少ない地域などは日射量が多く、標高が高いと日射量は多くなる。(標高が低い場所に比べて、相対的に空気中の塵が少なく澄んでいるため、日射が散乱せず、強いままで入射してくる。標高が高い場所では、日焼けの度合いが強いことが裏付けている)参考のグラフとして太陽光発電の発電量を追加した。

1kw

日射量の点になってくると、青森県はがぜん不利になってくる。それを意識してか最近のリンゴ大学のホームページではこの項目が消えている(笑)。https://www.ringodaigaku.com/study/study02.html

(5)収穫はりんごが完熟してから
りんごが完熟し、美味しくなった時に収穫する。 

これは当たり前のこと。しかし、月別平均気温を考えると収穫時期の11月は気温が低く、場合によれば雪が積もったりする。りんごは、−3℃くらいまでは耐寒性を持っているが、リンゴの実に雪が積もり−6℃ほどになると、「冷凍りんご」になってしまい、解凍すると実がぐしゃぐしゃになってしまう。こうなるとすべて完熟するまで待っている場合ではない。そのため、青森県は雪が積もる前に、りんごを収穫する必要がある。また、日射量からも青森と長野どちらが太陽の恵みを受けて11月の収穫時期に赤く色づいているかは言うまでもない。この項目も最近のリンゴ大学のホームページでは消えている(笑)(笑)。

これらの流れから判断すると、前回のブログで記したサンふじの味の評価・口コミはある意味正解のような気がする。

「青森のリンゴの食感はぱりんとしていて固く、さわやかな酸味がある」

「長野のリンゴは蜜がたっぷりで、青森のリンゴに比べて甘い」

データておもしろいね!リンゴの栽培農家でない自分でも、「ホントかな?」と疑問を持って調べてみると、本当のことだったり、慣習的にそうであっただけで何の根拠もないことだったりするのが透けてくる。

お気に入りの曲 

Lady-gaga-is-that-alright-from-a-star-is Lady Gaga - Is That Alright (From A Star Is Born Soundtrack) 

レディガガの歌唱力には感心するばかり。 

https://www.youtube.com/watch?v=aOsL8RVQFR8

 

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