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2018年12月11日 (火)

地域医療支援病院を考える

今回、まじめに医療というものを考えてみた。(チョット難い話になるかも) 

地域医療支援病院は、「患者さんに身近な地域で医療が提供されることが望ましい」いう観点から、1997年の医療法改正で発足したものだがどうもガテンがいかない。以下は厚生労働省の資料。Photo

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「患者さんに身近な地域で医療が提供されることが望ましい」という趣旨は分からないでもないが、何かしら作為的なきれいなうたい文句に思えてならない。飯田市立病院にもいたるところにこんな張り紙を見かける。

Dsc_0001

「かかりつけ医」という文言が院内に飛び回っている。かかりつけ医からの紹介状を中心に医療を提供しているというものだ。

平成30年度の診療報酬改定により、紹介状がなく受診した場合5,000 円以上の定額負担が必要になる。これは400 床以上の地域医療支援病院にも義務づけられるているので、飯田市立病院だけのことではないのだが、下の張り紙をみるとギョギョギョとなってくる。

Dsc_0002_5_2

つまり、 

  • 紹介状なしに受診した場合、初診料5,400円がかかる。 
  • ドクターから症状が安定したので最寄りのかかりつけ医に行きなさいと提案され、それを拒否し市立病院での受診を継続希望した場合、再診料2,700円がかかる。 

それだけではない、診療報酬点数表を調べると、 

  1. A204 地域医療支援病院入院診療加算(入院初日) 
  2. 1,000点 

入院初日の地域医療支援病院入院診療加算(1000点)として評価しているので、この種の大手病院に入院すると1,000点x10円=10,000円かかるので、3割負担の場合3,000円余分に負担することになる。 

こうなると、地域医療支援病院では患者の負担が増すばかりだ。特殊な病気以外は地域医療支援病院へは来て欲しくない、最寄りのかかりつけ医に行きなさいと言っているようなものだ。裏を返せば、地元の医院を擁護するようにもとれる。 

話は長くなるので、次回自分の思いを記すことにしよう。

お気に入りの曲

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Jazza Band - Oh my darling Clementine / Ene Maite

いとしのクレメインタインをジャズバージョンで。

https://www.youtube.com/watch?v=U5aGxO7UuYs

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