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2016年2月 1日 (月)

大臣の辞任に思う

甘利経済再生相が1月28日辞任した

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釈明会見かと思っていたら、最終的には辞任会見であった。自己のこれまでの実績やらを述べ、今回の不祥事を秘書の責任にすることは自分の人生哲学や美学に反するとして、最後に辞任の意向を発表した。

過去を振り返っての自慢話や愚痴は聞き苦しいことこの上ない。『すべては自身の不徳の致すところ』としていさぎよく立ち去るのが美学である。敗軍の将、兵を語らずだ。

今回の辞任劇を見ていると、韓非子(著者:守屋 洋)を思い起こす。

 

l 自分が忙しいので、秘書にすべてを任せていたとのことであるが、「部下というのは、隙あらばと、トップやリーダーの出方をうかがっている。彼らの動向には、くれぐれも警戒を怠ってはならない。うっかり気を許すと、たちまち地位を脅かされてしまう。」

 

l お金を受け取ったのは事実と認めたも、「欲に目がくらんで利益ばかり追求すると、国も自分の身も共に滅ぼしてしまう。」「貪愎(たんぷく)にして利を好むは、、即ち国を滅ぼし身を殺すの本(もと)なり」

 

l 人間を動かしている動機は何か、愛情でも思いやりでもない、義理でも人情でもない。ただ一つ、利益である。人間は利益によって動く動物である。

 

一種の性悪説でもあるが、世の中とはこれぐらい気を付けないと足元をすくわれるということか。

 

公式会見の後、「いい人とだけ付き合っているだけでは選挙は受からない」と発言した。これが美学と言えるのか。政治家である以上、様々な利害関係が行きかうのは当然だが、政治家としてのモラルがあるならば、付き合っていい人と悪い人ははっきりと区物し、毅然とした態度とるべきである。処世術と美学を混同してはいけない。政治家にモラルを求めてはいけない社会は何だか悲しいね。

大多数の人が、国会の前に集合して、「大臣、悪い人との付き合い方を教えてください」なんて大合唱したらますます窮地に陥ることになる。「口は禍の元」気を付けよう。

お気に入りの曲

Photo何だかボヤキ調になってきたので、威勢のいい曲を聞いてみよう。

FREDDIE HUBBARD - Open Sesame

フレディ・ハバートの淀みのない透きとおるようなトランペットとティナ・ブルックスのやや泥臭いテナー・サックスの演奏が印象的だ

https://www.youtube.com/watch?v=Mfes2Wptxx8

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